歴史を語る広島アンデルセン、パンだけでない人気の観光スポット

アンデルセン andersen

アンデルセンというのは、言うまでもなく

アンデルセン童話

北欧デンマークで生まれたお話ですね。
このデンマークのパンを目標に作り、現在では逆にデンマークに進出しているというパン屋さんがアンデルセンです。

タカキベーカリー

アンデルセンのパン屋さんは近くにないし知らないけど、タカキベーカリーなら知っている

という方が多いかもしれません。

タカキベーカリーのパンは、スーパーにも売っていますからね。
そのタカキベーカリーの高木さんがアンデルセンを始めました。

では、なぜタカキベーカリーは、店舗名をアンデルセンと変えてしまわなかったのか？
それは、

タカキという名前を残したかったから、ではないかと推察します。
というわけで、アンデルセンはグループ形式になっています。

広島アンデルセン

広島アンデルセンに初めて行ったのは、４０年ぐらい前のことです。

１件のパン屋さんなのに、相当なカルチャーショックを受けました。

このパン屋さん！

なぜ広島に？

広島が田舎だというわけではありませんよ。広島は都会です。
でも、東京でなくて、広島？
広島にこんなところがあっていいの？

これは、あまりにもオシャレすぎ
幸せすぎ

そんな意味です。
その後、アンデルセンの崇拝者のようになってしまったわたしは、

アンデルセンがあるなら、広島に移住してもいいかも

と、考えるほどになりました。

食べたいパンを自分で選んでトレーに乗せる、そんな形式を作ったのもアンデルセンなのです。

アンデルセンの歴史

現在の建物は、２０２０年にオープンしたものです。
４年以上の間、改装をしていました。
実は、新店舗にはまた行ったことがありません。

あまりにも以前の建物を愛しすぎたので、新しいものを見るのはこわい気さえします。

旧帝国銀行の建物

簡単に以前のアンデルセンを紹介すると

アンデルセンの建物は、広島の原爆後に残った

旧帝国銀行広島支店

全壊はしていなかったものの、原爆ドームのように崩れかかった建物をパン屋さんに作り替えてしまいました。
驚きです！

さらに増築した建物は、中に入ると目を見張るほど
堂々とした銀行らしい建物

ルネッサンス様式の圧倒的な美しさが、居心地の良さにつながっていたような気がします。

パンだけでなく、様々な食事ができて、お買い物もできる
食事については、贅沢なものでもあり、まあまあな金額でしたが十分に許せると思っていました。

アンデルセン阪急梅田店

そんなアンデルセンが、大阪に１軒だけあります。

あるというだけでも喜ぶべきかもしれませんが、ここはふつうのパン屋さんです。
広島とは雲泥の差です。

食べることもできません

お惣菜なども全然なし

この写真は夕刻なので、残りが少なくなってます。

クリスマス時期になると、アンデルセンならではという商品が登場してきます。

アンデルセンができるきっかけになり、さらにデンマーク店でも人気のあるデニッシュペストリー

かわいいクッキーの数々

現在の広島アンデルセンは、以前とはかなり変化してしまっているかもしれません。
でも、もし広島に行く機会があったら、観光の中にアンデルセンを入れるべきです。

絶対に立ち寄って、デンマークと深くつながりがあり、パン屋さんの常識を大きく変える高木さんの業績を実際に見てほしいと思います。

アンデルセン阪急梅田店へのアクセス

場所は、JR線の大阪または大阪メトロや私鉄各線の梅田が最寄りの駅です。

阪急百貨店地下１階にあり、デニッシュハートのコーナーも併設しています。