登録有形文化財、船場ビルディングは大正ロマンが漂うレトロな建物

船場ビルディング観光スポット tourist spot
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登録有形文化財

登録有形文化財とは、ウィキペディアによると

文化財保護法改正により創設された文化財登録制度に基づき、文化財登録原簿に登録された有形文化財のことである。

この各都道府県別の数を見ると、なんと

大阪府が1位 747件

その中の1つ、船場ビルディングを紹介します。

船場ビルディング senba building

船場ビルディングは、大阪市中央区にあるビルです。

外を通りがかるだけでは、なんのことない普通のビルなのですが、中に入ると驚くような設計になっています。

構造的には、地下1層、地上5階、塔屋1層、耐震耐火鉄筋コンクリート、レンガ工法、床レンガ敷き4階まで吹き抜けということになっているのですが、

ビルのど真ん中、内部中央にある細長いパティオ風の中庭が吹き抜けになっていて、その周囲各階にお部屋があるという造りになっています。

まずは見てもらったほうがよくわかります。

船場ビルディング中廊下

下の方に見えるのが中庭です。

大正ロマン

こういう建物を見たことがありますか?
海外ならありそうですが、大正時代の日本です。

1925年(大正14年)に建築、村上徹一氏の設計

あちこちに大正ロマンがあふれているこのレトロな建物は、オフィスと住宅としての目的だったようですが、現在はオフィスとして様々な目的に利用されています。

特別な空間

見学するには連絡が必要ということになっており、さらにビルの構造は外観から想像できない。それぞれのオフィスも中をのぞいてみなければわからない。そんなビルなので、人の出入りは少ないです。

落ち着いた静かな環境

そうした特長をいかしたオフィスを持ちたいという人が借りている船場ビルディングは、実にユニークな利用のされ方をしています。

ヨーロッパのマンションの中廊下のような風景、視点をガラリと変えれば矯正施設の中のようにも見えたりします。

大正の時代から、現在までの世の中、人の移り変わりを見てきたこの貴重な建築物は、大阪の重要な文化財なのです。

船場ビルディングへのアクセス

場所は、大阪メトロ御堂筋線の本町が最寄りの駅です。

外観を見てもわからないので、入り口の写真をしっかり覚えて探すことが必要です。

一般の見学、来館は事前に連絡が必要です。
最寄駅大阪メトロ御堂筋線本町駅
見学時間※事前連絡 (受付時間 10:00-17:00)
休館日なし
WEB サイトhttps://www.senba-building.com

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